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スナップアクションとは、スイッチの接点をある位置から他の位置にすばやく反転させる機構をいいます。この時の接点の動きの速さは、相対的にアクチュエータの動きの速さに無関係な動作をします。 スナップアクションのマイクロスイッチは、接点の開離速度が速いので、接点間に生じるアーク時間が短く、その結果、接点消耗が少ない、大電流を開閉できるなどの特長を持っています。 接点のワイピングとは、アクチュエータに外力が加わり、可動接点が反転する際、可動接点がある接触圧力を持って固定接点の上を摺動する動作のことをいいます。下図に可動接点の動作時と復帰時の場合のワイピング動作を示します。ワイピングは、接点表面の浄化作用と突入電流などによる接点溶着時の引き剥し作用の効果があります。 スイッチの接点の開閉が、外部からの動作速度に直接左右される構造の接点機構をいいます。 スナップアクション動作において、アクチュエータを押し込んで行くにつれ、接点接触圧力が減少していきます。動作位置(O.P.)の直前では、接点接触圧力が小さくなり接触不安定状態を発生します。この不安定状態の時間をチャタリング時間といいます。●動作に必要な力(O.F.:OPERATINGFORCE)自由位置から動作位置に動かすのに必要な、アクチュエータに加える力●もどりの力(R.F.:RELEASEFORCE)動作限度位置からもどりの位置まで動かすのに必要な、アクチュエータに加える力●全体の動きに必要な力(T.T.F.:TOTALTRAVELFORCE)動作位置から動作限度位置まで動かすのに必要な、アクチュエータに加える力 N.C.接点およびN.O.接点を可動点が移動する時間。●動作までの動き(P.T.:PRETRAVEL)アクチュエータの自由位置から動作位置までの移動距離または移動角度●動作後の動き(O.T.:OVERTRAVEL)アクチュエータの動作位置から動作限度位置までの移動距離または移動角度●応差の動き(M.D.:MOVEMENTDIFFERENTIAL)アクチュエータの動作位置からもどりの位置までの移動距離または移動角度●全体の動き(T.T.:TOTALTRAVEL)アクチュエータの自由位置から動作限度位置までの移動距離または移動角度 N.O.接点に可動点が機械的に衝突する際、接点がわずかに跳ね上がり、安定するまでの時間。 上記のチャタリング、バウンシング時間を含め、N.C.接点からN.O.接点へ反転する時間。 逆に、N.O.接点からN.C.接点へ可動接点が反転する時間。リミットスイッチテクニカルガイドスナップアクションスローアクション1.不安定時間(チャタリング時間)1.力2.切替り時間(トランスファー時間)2.動き3.バウンシング時間4.切替り時間(スナップオーバー時間)5.切替り時間(スナップバック時間)接点のワイピング(摺動)接点切替り時間に関する用語動作特性に関する用語切替り時間(スナップオーバー時間)用動作の時もどりの時F.P.状態T.T.P.状態O.P.時直前R.P.時直前D-129WEBサービス・・・WWW.COMPOCLUB.COM光電スイッチ計測・判別センサ近接スイッチリミットスイッチ安全用キースイッチマイクロスイッチマニュアルスイッチ接点強制開離機構形汎用形汎用リミットスイッチテクニカルガイド防爆形防爆スイッチテクニカルガイド