>> P.I-002
防爆関連についてIECEXIECEXとは、IEC規格に基づいた電気機器の分野における国際的な規格認証制度です。防爆電気機器におけるIECEXスキームの目的は、爆発性雰囲気内で使用される機器の安全性の維持、認証コストの低減、認証期間の短縮、信頼性の確保、および適合性評価データの一元化です。IECEXスキームとして認められた認証機関(EXCB)が発行した適合証を、加盟各国が自国の適合証と同等のものと受け入れることを目標としています。現在、IECEXスキーム適合品をそのまま自国の適合品として受け入れる国は、オーストラリア、ニュージーランドなど数カ国のみですが、各国でIEC規格を検定の基準とする動きが進んでいます。NKNKは日本海事協会の通称であり、船舶および船舶で使用する機器、設備の認定を行う、民間団体です。認定にあたっては、独自の規格を採用していますが、他の防爆認証を追加認証する形を取ることもあります。TIIS日本国内で使用される防爆構造電気機械器具は、日本国内で検定を受け、合格する必要があります。TIIS(公益社団法人産業安全技術協会)は、日本における防爆機器の登録検定機関です。TIISで検定を受けた防爆機器は、日本で使用することができますが、アジアの一部地域で通用する場合があります。ATEXATEX指令は、EC(欧州共同体)指令94/9/ECにより、CEマーキング適合指令のひとつとして2003年7月より強制となりました。EC域内では、ATEX指令に適合した防爆機器でなければ取扱うことができません。NEPSI中国では、防爆電気機器に関するIEC60079に準拠したGB規格(中国国家標準)が制定されています。中国の認証機関の一つであるNEPSIは、防爆電気機器の認証をおこなっています。中国では、NEPSI等によりGB規格に適合していることが認証された防爆電気機器でなければ取扱うことができません。KOSHA韓国では、2009年1月1日より、韓国国家認証マーク制度(KCSマーク)が導入されました。韓国産業安全公団KOSHAは、防爆電気機器を含む安全に関する認証をおこなっています。韓国では、KOSHA等によりKCSマークを取得した防爆電気機器でなければ取扱うことはできません。I-002防爆関連について共通インフォメーション