センサ・スイッチ総合カタログ Vol.2

アズビル株式会社のセンサ・スイッチ総合カタログです。


>> P.I-003

USカナダ用レコグナイズドコンポーネントマーク カナダ市場向け部品/材料(コンポーネント)に使われるマークで、ULがカナダの安全要求事項に順じて証明した部品/材料であることを表します。CSA規格(カナダ)米国/カナダ用レコグナイズドコンポーネントマーク カナダと米国両国の安全要求事項を満たしている部品/材料(コンポーネント)に使用されます。レコグナイズドコンポーネントマーク レコグナイズドコンポーネントマークは、単体では機能しない部品材料、あるいは、その機能が制限されている部品のサンプルがULの試験を受けたこと、そして当該するUL規格に適合していることの証となります。※レコグナイズドコンポーネントマークの付いた部品を最終製品に使用すれば、その最終製品がULのリスティド製品と認証されるわけではありません。 カナダにはカナダ規格評議会(STANDARDCOUNCILOFCANADA=SCC)が存在します。このSCCという組織は、標準化の調整を図り、自主的な国家規格の制定をしています。 実際の規格作成については規格制定機関に委託しており、現在6つの機関がSCCから委託されてカナダの国家規格の作成を行っています。このひとつが、CSA(CANADIANSTANDARDSASSOCIATION)であり、CSA規格はこの機関によって作成されました。 CSA規格は任意規格ですが、連邦法または州法により適用される場合があり、人命、財産の保護について強い要求が盛込まれており、安全規格としても重視されています。1CSA規格について CULリスティングマークは、カナダ向けの単体で機能する最終製品に表示され、ULによりカナダのCSA規格に沿って評価された製品であることの証となります。USLISTEDUSリスティングマークCUL 1998年に導入された新しいリスティング・マークで、カナダと米国両国の安全要求事項を満たしていることを示します。LISTEDリスティングマークCULLISTEDリスティングマーク リスティングマークは、単体で機能する最終製品のサンプルがULの試験を受けたこと、そして、当該するUL規格に適合していることの証となります。 ULは、火災その他の事故から人命・財産を保護するという「公共の安全」を目的とした非営利民間機関です。 その業務は、試験、研究、検査、証明等にわたります。 設立の背景は、1893年にシカゴで開催された「コロンビア博覧会」で発生した大火災に端を発しています。 その原因は、照明として大量に使用した当時としては最新のエジソン電球でした。その後も各地の主要都市で火災が多発し、その多くは新しいコンセントや電気製品を試験もしないまま使用したことによる電気事故が原因であったことから、保険業界ではこの事態を重く受け止め、専任調査員を設置し、1894年にULの前身である非営利機関「火災保険業者電気局(UNDERWRITERS'ELECTRICALBUREAU)」を設立しました。これが1901年に法人化されアンダーライターズ・ラボラトリーズ・インク(UNDERWRITERSLABORATORIESINC.)となり、その後は電気以外への分野にも試験範囲を拡大していきました。 ULには行政上の権限はありませんが、長年の経験と製品安全証明を発行する能力によって、アメリカの第1の安全試験、および製品認証機関としての位置についています。 またULはカナダ規格評議会(STANDARDCOUNCILCANADA=SCC)からも試験機関及び認証機関として認定されており、カナダに出荷する予定の製品をCSA規格・規定に沿って評価し、カナダ向けの特別なULマーク(CUL)を貼付する認可を授与することができます。このCULはカナダ全土で正式に認められています。 アメリカ合衆国では、安全規則の作成権限をそれぞれの州、また州内の市町村自治体などに与えているため、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、サンフランシスコ、その他の主要都市では個々に安全規則を採用しています。しかしULの認証は、アメリカ地方自治体をはじめ州、および連邦レベルの取締局によってほとんどいたる所で認められているので、製造業者は製品の安全性を個々の州、または地方当局に証明する代わりにULの認定を受けることが普通になっています。また、近年においてはCSAとの交流が多くなり、CSA規格との調和という動きも見られます。UL規格(アメリカ合衆国)3ULマーク(アメリカ合衆国向け)2ULについて1UL規格について 1947年に活動を開始し、本部はスイスのジュネーブに置かれています。 ISOでは電気以外の分野の標準化を目標に活動し、約90カ国がこの機関に参加しています(日本は1952年から参加)。 日本でなじみの深い規格番号はISO9000(品質管理システム)や、ISO14000(環境管理システム)などがあります。 1881年以来の国際電気会議(INTERNATIONALELECTRICALCONGRESS)をルーツとして、1908年10月に創設された国際機関です。 本部をスイスのジュネーブに置き、電気に関する技術分野の標準化による国際規格の統一と、協調を促進することを目標にして活動を行っている機関であり、現在、世界人口の80%、(電気エネルギー産出量で95%を占める)工業先進国を中心に80カ国余りの国がこの機関に参加しています。 この機関では各国代表の協議をもとに、最新電気技術の基準として「IEC規格」を発行しており、各国の規格はこの「IEC規格」に基づいて作成していくよう国際協定が結ばれています。 安全規格を含めた国際標準・規格の作成は2つの国際機関によって行われています。電気分野を担当するのはIEC、それ以外の全ての分野はISOが担当しています。国際規格海外規格について2ISO(INTERNATIONALORGANIZATIONFORSTANDARDIZATION)1IEC(INTERNATIONALELECTROTECHNICALCOMMISSION/国際電気標準会議) FMは、FACTORYMUTUALINSURANCECOMPANYの略称で、工場・商業用施設に関する保険を提供するために、1835年に設立された民間の保険会社です。現在は、保険業務に加え、工場・商業施設のリスク管理業務を行っており、北米はもとより、南米、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジア太平洋地域で事業展開しています。 その子会社のFMAPPROVALSが第三者認証機関として、産業用および商業用施設防災製品の承認、テストを行い、その規格にもとづく試験や条件に適合したことを認められたものに、FM承認(FMAPPROVAL)されます。FM規格(アメリカ合衆国)I-003共通インフォメーション海外規格について


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