センサ・スイッチ総合カタログ Vol.2

アズビル株式会社のセンサ・スイッチ総合カタログです。


>> P.I-004

 CSAは独立した非政府、非営利の組織であり、カナダにおける最大の規格制定機関として、規格を開発・制定すると共に、製品を評価して規格への適合を証明するサービスを行う活動をしています。またISO、IECのカナダ代表機関として国際機関の活動に参加しています。2CSAについて “EC指令”は守らねばならない「法律」なのですが、その内容は基本的要求事項が漠然とした文章でしか綴られておらず、具体的な方法が分かりにくいものとなっています。そのため、多くのメーカではEN規格を用いた製品設計を行っているという状況があります。 EU域内では規制の統合(EC指令)と平行して各国の工業規格や安全規格の統合も行っています。規格の統合は、政府機関ではない民間の非営利団体である、ヨーロッパ標準化委員会(CEN)と、ヨーロッパ電気標準委員会(CENELEC)により進められており、統一された規格については、規格番号の先頭にEN(EUROPEANNORM)という文字が付けられます。 これがEN規格となります。 EN規格では、EC指令の安全要求事項を数値や図を使って、具体的な製品設計を提示しています。2EN規格について 欧州連合EU委員会では統合によるメリットを生かすために、機械、おもちゃ、医療機器などの製品分野別にEU域内の安全規制を調整し、規制を一本化しました。この規制が1989年に発令されたヨーロッパ共同体閣僚理事会指令(EUROPEANCOMMUNITIESDIRECTIVE=EC指令)であり、具体的な製品や特性ごとに『機械指令』『EMC指令(電気製品から発生する電磁波の規則)』『低電圧指令』『医療用機器指令』などが発効され、各製品ごとにCEマーキングを添付するという制度もこの時にスタートしました。※当社の製品に直接関連するEC指令は「低電圧指令」「EMC指令」、間接的に関連するのは「機械指令」になります。マークCE規格)EN(欧州規格 カナダ規格でカナダ市場向けにCSAにより証明された製品であることを示します。 VDEは、ドイツ電気技術者協会の略称で、主にEN規格に基づいて電気製品の安全性に対する試験と認証を行っています。カナダ用CSAマークカナダ/米国用CSAマーク カナダ規格とアメリカ規格の双方を適用、カナダとアメリカ市場向けの製品としてCSAにより証明された製品であることを示します。3CSAマーク1CEマーキングについて TÜVは、TECHNISCHERUBERWACHUNGS-VEREIN(技術検査協会)の略称で、蒸気ボイラー検査機関として19世紀にドイツで発足しました。ドイツの製品安全やCEマークに関するサービスを行っている第三者認証機関です。 TÜVが審査を行い、基準に満たしていると判断されたものに対し、認証マークが発行されます。TÜV・VDE・Sマーク 韓国産業安全衛生公団(KOSHA)は、韓国産業安全公団法の規定に従い、1987年に設立され、労働災害防止技術に関する研究、開発および普及、労働安全衛生技術の指導と研修の実施、および労働者の安全衛生を促進し、事業者の災害防止施策を奨励するための危険性のある機械の検査などを行っています。 電気用品安全管理法以外に電波法および電気通信基本法に基づきコンピュータおよび周辺装置、通信機器などに対して、KCマークの認証取得が必要です。2011年7月1日より無線機器に対してEMC試験が要求され、2012年1月1日より無線機器およびすべての情報処理機器に対して安全試験が要求されます。 韓国S-MARK認証は、1997年11月より韓国産業安全衛生公団(KOSHA)が、労働災害を削減する目的で制定した任意認証制度です。このS-MARK認証は、産業安全保険法第34条2の規定に基づき製品の安全性と信頼性および製造者の品質管理能力についてKOSHAが審査を行い、基準に満たしていると判断されたものに対し、発行される認証マ-クです。2KOSHAについて1SマークについてSマーク(韓国)電波法(KCマーク)(韓国)マークCCC 中国国家標準「GB(GUOJIABIAOZHUN)規格」はIEC規格をベースとしています。また認証の適用範囲は2002年7月1日、CNCAより「HSコード」「商品名称」「認証適用範囲」にて提示されており、この「HSコード」が提示されたコードに合致しない場合には、CCCマーク制度の非該当製品であると判断できます。 しかし「HSコード」の合致は、必ずしもGB規格の該当という訳ではありません。CCCマークの取得を行う必要があるのは、HSコードとGB規格両方に合致した場合となります。※「HSコード」とはWTOにて、輸出入に関わる貨物について機能等から詳細を定義されているコードであり、HS条約締約国では上6桁が共通、7桁目以降は各国の運用に任されています。このコードには、国際貿易取引を共通尺度で測るための統一統計分類を行うコードとしての役割と、関税率表としての役割があります。関税率はHSコード毎に各国で決められています。 2001年中国がWTOに加盟したことをきっかけに「強制対象品目の統一」「適用規格、技術規則と審査手続きの統一」「認証マークの統一」「認証費用の統一」といった4つの方針のもと、2001年12月中国国家認証認可監督管理委員会(以下CNCA:CERTIFICATIONANDACCREDITATIONADMINISTRATIONOFPEOPLE'SREPUBLICOFCHINA)より新しい認証制度が公布されました。 これが中国強制認証「CCC=CHINACOMPULSORYCERTIFICATION」(CCCマーク)です。その該当判断は「GB規格」と「HSコード」にて行ないます。2GB規格について1CCCマークについてGB規格(中国)KCマーク 制御システムにおける安全関連部の性能を表す指標で、ISO13849-1のなかで規定されているものです。 危害の程度、危険源にさらされる頻度や時間、危険を回避または低減できる可能性を総合的に考慮してAからEまでの5段階のパフォーマンスレベル(PL)で分類されます。パフォーマンスレベル(PL) SIL(SAFETYINTEGRITYLEVEL)とは、制御システムの安全性能を表すための尺度でIEC61508で規定されているものです。 安全機能に対する要求度がもっとも低いSIL1から、もっとも高いSIL4までの4段階に分かれており、危害の大きさや発生頻度に応じて、要求されるレベルが異なります。SILI-004海外規格について


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