バッチプロセス異常診断

オペレータの意思決定を支援するバッチプロセス向けオンライン異常予兆検知手法の開発

近年、プロセスデータを利用した自動監視ニーズが高まっている。本稿では、特に運転管理が煩雑なバッチプロセスを対象とし、従来のような対象プロセスの詳細な知見がなくてもプロセス全体をモデル化できる「MTSA(Multivariate Time series Shape Analysis)モデリング」を提案する。本手法はプロセスを自動監視し、捉えた異常を変数間の相関構造とともに直観的に理解しやすい形で提示できる。これにより、オペレータは自身の知見とあわせた異常の原因分析が実現でき、検知後の早期アクションに役立てることができる。

アズビル株式会社 ITソリューション本部 鈴木 毅洋
アズビル株式会社 ITソリューション本部 西口 純也

azbil Technical Review 2018年 特集:「人を中心とした」の発想に基づく機械・システムとの協調

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