天然ガス組成把握
熱伝導率の温度特性を利用した天然ガス計測技術の開発
近年、供給形態の多様化や環境保護への関心の高まりからエネルギーとしての天然ガスが注目されており、天然ガスやLNGの組成変動とそれに伴う発熱量などの各種指標を計測するニーズが高まっている。それらの要求に応えるべく天然ガス熱量計GasCVD™を開発した。GasCVDは発熱量のほかにもウォッベ指数、メタン価、密度などを出力することが可能であり、それぞれに対応した機種を用意している。
本稿ではGasCVDで採用している熱伝導率の温度特性を利用した天然ガス計測技術について紹介する。
アズビル株式会社 アドバンスオートメーションカンパニー 濱口 竜一