電磁弁高機能化
CFDを用いた調節弁に発生するキャビテーション壊食の予測
調節弁ではキャビテーションに起因する壊食(エロージョン)が発生するケースも多く、調節弁メーカーにとってキャビテーションの発生抑制および壊食防止は重要な技術課題である。この課題に対する1つの試みとして、キャビテーションを考慮した非定常CFD解析を行い、エロージョン指標を用いて解析結果を可視化した。その結果、調節弁の壊食箇所の特定に有効な指標を明らかにし、また壊食とキャビテーションの発生形態との関連性についてCFD解析結果から推測を行ったのでここに報告する。
アズビル株式会社 バルブ商品開発部 斉藤 健二
アズビル株式会社 バルブ商品開発部 尹 鍾晧
azbil Technical Review 2020年 特集:社会課題の解決に貢献するazbilグループの多様性
大口径流量計測制御機能付きバルブの流量計測精度向上技術
空調システムの省エネルギーを実現する製品として、アズビルは流量計測制御機能付電動二方弁ACTIVAL+™を販売している。今回、大容量の空調機に対応可能な大口径モデルとして、海外向けに口径100A~150Aの製品を開発した。開発においては、アクティバルシリーズのメリットである小型軽量を実現しつつ流量計測精度の仕様値を満足させるために、プラグとステムの締結部構造およびねじれ開度補正の2つの技術開発を行った。本稿ではこれらの技術開発内容について報告する。
アズビル株式会社 バルブ商品開発部 新谷 知紀
アズビル株式会社 バルブ商品開発部 松村 剛宏
アズビル株式会社 バルブ商品開発部 野間口 謙雄