ウイルス・細菌対策

全館空調システム きくばり™のウイルスや細菌への有効性

ウイルスの感染経路は、飛沫感染、接触感染、空気感染の3つである。このうち感染者が咳やくしゃみをすることで発生する粒径5μm未満の飛沫核が長時間浮遊し、室内または空調を介して移流し非感染者の呼吸器に到達するのを空気感染という。この空気感染を防止するための全館空調システム「きくばり」に搭載されている電子式エアクリーナのウイルスや細菌を含んだエアロゾルの除去の検証を行った。検証の結果、ウイルスの粒径での集じん能力から、電子式エアクリーナはウイルスや細菌にも有効であると考えられる。また、全館空調システム「きくばり」に搭載されている熱交換型換気装置により居住空間は「換気が悪い密閉空間」にはならないことが確認された。

アズビル株式会社 ホームコンフォート本部 石川 尚弘
アズビル株式会社 ホームコンフォート本部 井口 俊丸
アズビル株式会社 ホームコンフォート本部 田村 敦

azbil Technical Review 2021年 特集:新しい働き方を支援する「人を中心としたオートメーション」

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