azbilグループ サステナブル調達ガイドライン
13 マネジメントシステムの構築
13.1 マネジメントシステムの構築
- 本書「aGサステナブル調達ガイドライン」の遵守を実現するために、マネジメントシステムの構築をお願いします。
13.2 サプライヤー管理
- 本書「aGサステナブル調達ガイドライン」の要求事項をサプライヤーに伝達し、サプライヤーの規範の遵守を監視するプロセスの構築をお願いします。
13.3 苦情処理メカニズム
- 自社およびサプライチェーンの不正行為を予防するため、労働者やサプライヤーなどを含むステークホルダーが利用可能な苦情処理メカニズムを構築する必要があります。
補足説明
13.1 マネジメントシステムの構築
業務や製品に関連する法規制および顧客要求事項を遵守するために、PDCA(Plan-Do-Check-Action)を通じ、継続的な改善をはかる仕組みを構築することを「マネジメントシステム」といいます。
業務や製品に関連する法規制および顧客要求事項を遵守するための行動規範が存在しない場合は、本書「aGサステナブル調達ガイドライン」の遵守をお願いします。
特にリスクは、企業の活動に大きな影響を与えるため、直面するさまざまなリスク(危険や不確実性)を特定・評価し、リスクの対策を策定し、リスク管理を実施することが重要です。
13.2 サプライヤー管理
自社のみならずサプライチェーンのサステナブル対応について、自社に準じた同様の責任を求められています。
したがって、行動規範の要求事項を自社のサプライヤーにも伝達し、遵守状況をモニタリングし、改善を促す必要があります。
13.3 苦情処理メカニズム
行動規範の違反が疑われる行為に対し、関係者が通報し、是正を促す仕組みを「苦情処理メカニズム」といい、目安箱、電話、メール、ウェブサイトへの書き込み、通報アプリ、通報窓口の委託を受けた外部組織などの通報窓口が用いられます。
苦情処理の申し立ては、匿名での通報が可能であることが必要であり、苦情処理においては、通報者に対し不利益な扱いをしてはなりません。