アズビル、バッチプロセス向けオンライン異常予兆検知システムBiG EYES R200を株式会社カネカへ納入 -これを皮切りに、化学メーカーを中心に半年で10システムを受注済-
2020年6月2日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:曽禰寛純)は、株式会社カネカ 高砂工業所から、バッチプロセス向けのオンライン異常予兆検知システム BiG EYES™ R200を受注、2019年7月より本稼働を開始していることをお知らせします。
株式会社カネカ 高砂工業所では、トラブルで工程を止めない安定した工場造りを目指して適正な運転管理と設備管理強化を計画的に推進する中で、従来の活動だけでは回避することができない予期しない突発トラブルによる生産停止を回避するためBiG EYESを導入しました。
導入にあたっては、パッケージ化されているBiG EYES R200を選定し、過去のデータを用いた検証により、「予兆検知性能*1」「製造運転オペレーターの操作性*2」「横展開の容易性*3」を確認しました。
BiG EYES R200は、連続プロセスを主な対象としていたBiG EYESのバッチプロセス向け機能強化版パッケージとして、2019年8月7日に正式販売を開始しました。バッチプロセスを有するプラントにおけるオンライン異常予兆検知は、多数の品種やロットと呼ばれる製造単位への対応が必須であり、そのため、センサデータだけでなく制御システムやMES(製造実行システム)からの付加情報が必要になります。アズビルはDCS(分散制御システム)やMESのビジネスでこれまでに培ったノウハウを結集し、バッチプロセス向け機能強化版を開発しました。
BiG EYES R200は、販売開始から半年が経過した2020年1月末時点で、化学市場を中心に10システムを受注しました。BiG EYESのR200を含むこれまでの累計販売システム数は約30システムで、今後も販売数を拡大していく計画です。
当社はazbilグループの理念である「人を中心としたオートメーション」の下、現場の課題解決と価値向上につながる製品の提供を続けてまいります。
*1 予兆検知性能
異常時データに対し、システムが欠報(第一種過誤)や誤報(第二種過誤)をしないか等の検知能力。
*2 製造運転オペレータの操作性
ユーザビリティ。警報時の人による認知のしやすさや操作する時の簡便性等。
*3 横展開の容易性
他工場へシステムを水平展開する際のコスト、手間、多言語対応など総合的な簡単さ。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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