アズビル、シンガポールのキャピタルランド主導のラボでビルディングオートメーション技術を推進
2021年1月20日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、シンガポールにあるCapitaLand社が主導するSmart Urban Co-Innovation Lab(スマートアーバン共同イノベーションラボ)の取組みに参加することをお知らせします。本取組みはスマートシティの開発を後押しする革新的なビルディングオートメーション技術を協創し、実証実験を行うものです。
CapitaLand社はアジアの中で最大手の不動産グループの1つで、多様な種類の不動産を保有しています。スマートアーバン共同イノベーションラボは、スマートシティにおける各種ソリューションの開発のために設立された東南アジア初の民間主導の研究拠点で、2020年10月にシンガポール政府の支援を受けてCapitaLand社によって開始されました。このラボは5Gを備えたCapitaLand社のシンガポールサイエンスパーク内にあり、様々な業界のリーダーが集まってスマートシティに関連する革新的な技術を協創し、実証実験を行います。
(左から)CapitaLandグループバイスプレジデント タンシュウ・チェン、アズビル㈱東南アジア戦略企画推進室長 アンジュ・ジャスワル、アズビル㈱ビルシステムカンパニー社長 濱田和康、CapitaLandグループ最高顧客ソリューション責任者 アイルウィン・タン、アズビルシンガポール㈱Managing Director 柿崎伸吾(スマートアーバン共同イノベーションラボにて)
本取組みではアズビルのビルディングオートメーションの技術力とラボに参加している数多くの業界リーダーの力を集結し、新たな概念やアイデアの実現可能性を示すための技術開発、PoC(概念実証実験)、導入を進め、ビルにおいての顧客満足や快適性の向上を実現します。アズビルは、将来的に、建物のライフサイクルにおいてエネルギー管理ソリューション技術の開発およびファシリティマネジメントを行うため、各社とのパートナーシップも検討します。
また本取組みの一環として、アズビルはパンデミック対応空調システムをラボに設置します。このシステムによって、オフィスの会議室を臨時の「パンデミック対応ルーム」へ簡単に切り替えることができ、救急医療を待っている間、感染症の疑いのある人を一時待機させることが可能になります。
「2020年10月の開所以来、スマートアーバン共同イノベーションラボはスマートシティにおけるソリューションの開発を模索している業界リーダーに認知されています。共同イノベーションによる技術の共同開発や導入のためにメンバーが増えつつあるこのコミュニティへのアズビルの参加を歓迎しています。」とCapitaLandグループの最高顧客ソリューション責任者アイルウィン・タン氏は述べています。
「スマートアーバン共同イノベーションラボは、革新的なエコシステムを構築することで持続可能な都市ソリューションを加速させます。この取組みによって、スマートシティ、スマートビルディング、そして都市インフラをスマート化するスマートインフラサービスおよびソリューションを提供するという共通の目標を持つ企業がより緊密に連携していきます。私たちの協働は革新を求め続ける原動力となる、まさにエキサイティングなものです。」とアズビル株式会社ビルシステムカンパニー社長の濱田和康は述べています。
azbilグループは、「人を中心としたオートメーション」のグループ理念の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、今後も先進的な技術開発に注力してまいります。
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