オンライン異常予兆検知システムBiG EYES、新たに製造機械メーカー向けに導入支援付きライセンスを販売開始
2021年3月2日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、オンライン異常予兆検知システムBiG EYES™の新たなラインアップとして、製造機械メーカーを対象としたスターターパック(導入支援)付きライセンスBiG EYES EM*を3月3日より販売開始します。
製造機械メーカーにおいては、AI(人工知能)による診断やリモートでの予知保全など、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進が求められています。BiG EYES EMを導入し、AIによる異常予兆検知機能を搭載することによって、製造機械の付加価値の向上と、その納入先へのメンテナンスサービスの質的向上とオンラインによるサポートが可能となります。
さらに、BiG EYES EMを搭載した製造機械を導入するユーザー企業のDX推進にも貢献します。
今回販売を開始するBiG EYES EMは製造機械に付属されるPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などと通信し、稼働データを蓄積しながら機械学習を繰り返すことで正常状態を把握します。この正常状態から逸脱した状態を早期の異常の兆候として捉えることで、製造装置の突発故障の低減やCBM(状態基準保全)による保全業務の効率化と保守費低減を支援します。また、製造機械導入ユーザーの製品品質への影響をBiG EYES EMで分析することで、品質管理の強化に貢献します。
BiG EYES EMは、PoC(Proof of Concept:概念実証)からビジネス開始までに必要なプロセスをスターターパックとしてパッケージ化して提供します。アズビルはこれまでの各産業におけるBiG EYES導入実績から、そのノウハウを基に、効率的な適用手順をパッケージ化しました。企業ごとに異なるビジネスの領域において、BiG EYES EMを活用する段階まで、アズビルがパートナーとして併走し、導入企業の運用成功を支援します。
■BiG EYES EM 実運用までのプロセス
・可能性検証フェーズ:
実データによる実用可能性の検討
・効果検証フェーズ:
活用範囲、精度の検証など
・ビジネス検討フェーズ:
費用対効果を含むビジネスモデルの策定など
BiG EYESは、2015年7月発売開始以来、石油、化学、発電、ユーティリティ、水処理など、連続プロセス市場にて採用実績を積み重ね、さらに、2019年8月にはバッチプロセス向け機能強化版パッケージを販売開始、ファインケミカル、医薬品、食品の市場に納入し、既に40を超えるサイトで稼働しています。
今回の、BiG EYES EM販売開始によって、これまでの主対象であったエンドユーザーに加え、製造機械産業に対しても、AIを活用したDXを加速するソリューションを提供することが可能となりました。
■販売目標
販売開始より2021年度:50システム
当社はこれからも、azbilグループの理念である「人を中心としたオートメーション」の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と成長を目指し、現場の課題解決と価値向上に取り組むお客さまを支援してまいります。
* EMはEquipment Manufacturerの略です。
※ BiG EYESは、アズビル株式会社の商標です。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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アドバンスオートメーションカンパニー SSマーケティング部 コミュニケーション企画グループ
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