2050年温室効果ガス排出の実質ゼロに向け、2030年までにGHG排出量を2017年基準で55%削減 - SBTイニシアチブによる1.5℃目標として再認定 -

2021年8月30日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、2030年のazbilグループの事業活動に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の削減目標を従来の30%削減(2013年基準*1)から、55%削減(2017年基準)に改定しました。本目標は「Science Based Targets(以下、SBT)*2イニシアチブ*3」による1.5℃目標として再認定されましたので、お知らせいたします。

azbilグループは、創業時から受け継がれた地球環境に貢献するという精神で、自社内の活動はもとより、 計測・制御を基盤とした製品・サービス・ソリューションをお客さまへ提供することによって、社会や産業の発展を支えるとともに、環境負荷低減に貢献しています。

2019年には、当社が設定した2030年のGHGの排出削減目標である30%削減(2013年基準)が、パリ協定の「2℃目標」を達成する上で科学的な根拠があると認められ、SBTiによる認定を取得しております。
また、2020年には、2050年に自らの事業活動に伴うGHGの排出量(スコープ*4 1+2)を実質ゼロにする「2050年 温室効果ガス排出削減長期ビジョン」を策定し、カーボンニュートラルの実現を掲げています。
このたび、近年の急速な社会全体での脱炭素化の動きを受け、2030年の事業活動に伴う温室効果ガス(GHG)排出量の削減目標を従来の30%削減(2013年基準)から55%削減(2017年基準)に改定しました。この目標が、産業革命前と比較して気温上昇を1.5℃未満に抑える水準と整合した「1.5℃目標」として、SBTiに再認定されました。これにより、当社の2030年GHG排出削減目標が、パリ協定とも整合する国際社会の要請に十分対応する目標として認められたことを機に、カーボンニュートラルの実現に向けた取組みをさらに加速させていきます。目標達成に向けては、事業で各々培った省エネ技術を実証実験も含めて自社に適用強化するとともに、再生可能エネルギーの利活用も進めていきます。

温室効果ガス排出量削減目標
azbilグループの 2030年 温室効果ガス(GHG)排出削減目標*5
事業活動に伴うGHG排出量(スコープ1+2)を55%削減する(2017年基準)*6 2021年8月再認定*7
サプライチェーン全体のGHG排出量(スコープ3)を20%削減する(2017年基準)*8 2019年5月認定

当社は「人を中心としたオートメーション」理念の下、国連が推進するSDGsにも掲げられている世界共通の地球温暖化、気候変動の社会的課題への解決と持続可能な脱炭素社会の実現に真摯に取り組んでまいります。

*1 SBTイニシアチブにて正式に認定された目標は、基準年、目標年ともに年度表記であり、本プレスリリースでの年表記は、全て年度を示しております。
*2 SBT :産業革命前と比較して気温上昇を2℃より十分に下回る水準に抑え、また1.5℃未満に抑えることを目指す水準と整合した、科学的根拠に基づいて設定した温室効果ガスの排出削減目標
*3 SBTイニシアチブ(SBTi):上記の温室ガス効果ガスの排出削減目標(SBT)を達成するために、2015年にCDP(気候変動対策に関する情報開示を推進する機関投資家の連合体)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)、UNGC((国連グローバル・コンパクト)が共同で設立した団体。日本でのSBT認定取得企業は約120社で(2021年8月時点)日本企業の取組みの拡大は世界全体と比較して、より一層加速しています。
*4 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
 スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
 スコープ3:事業者の活動に関連する他社の排出(スコープ1、スコープ2以外の間接排出)
*5 SBTiにて認定されている目標内容:“Azbil Corporation commits to reduce absolute Scope 1 and 2 GHG emissions 55% by FY2030 from a FY2017 base year. Azbil Corporation also commits to reduce absolute Scope 3 GHG emissions 20% within the same timeframe.”
*6 目標設定範囲:アズビル、国内連結子会社及び海外主要生産拠点(グループ全体のGHG排出量95%以上に該当)
*7 2021年5月14日プレスリリースでの「2013年基準 60%削減」にてSBTiによる1.5℃目標として認定申請した結果、申請内容と同レベルのGHG排出削減量に相当し、かつスコープ3の基準年とも揃えた「2017年基準 55%削減」にて正式に再認定されました。
*8 目標設定範囲:アズビル及び連結子会社

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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