2021年度 計測自動制御学会(SICE)による「新製品開発賞」を受賞
2021年9月10日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、公益財団法人 計測自動制御学会(SICE)の2021年度の学会賞として2件の「新製品開発賞」を受賞いたしましたのでお知らせします。
SICEは計測・制御・システムの分野において、研究をはじめ、関連分野、産官学との連携、情報発信の役割を担う中核的な学会です。新製品開発賞は、SICEが関与する科学技術の研究を通じ、産業の分野の発展に貢献が大きいと認められる新製品に対して贈られます。
■ 新製品開発賞
「オンライン異常予兆検知システム BiG EYES™R200 (バッチプロセス向け機能強化版)」
BiG EYESは、AIがプラントに蓄積されているビッグデータから正常な動きを学習し、いつもと違う微細な異常を予兆の段階で検知します。これにより、突発的な故障による設備停止などの生産トラブルを回避でき、安定生産や状態基準保全の実現に貢献します。従来、石油精製や石油化学など連続プロセスを対象としていましたが、R200の開発により、薬品、食品、加工組立など製造業の大部分を占める多品種少量生産のバッチブロセスにも対応が可能になりました。
「計装ネットワークモジュール スマート・デバイス・ゲートウェイ* 形 NX-SVG」
本製品は、メーカーを問わず、イーサネットやRS-485に接続された機器間のデータリンクを通信プログラムレスで実現し、装置内のIoT化を支援するゲートウェイです。生産現場のIoT化において、従来は装置に接続される各機器に合わせた通信プログラムの開発が必要でしたが、その開発工数と人的リソースの確保が課題となっていました。本製品はこうした課題を解決すべく、「開発時間と開発の手間を大幅に節約できるマルチベンダーIoTゲートウェイ」というコンセプトで開発しました。
これからも当社はazbilグループの「人を中心としたオートメーション」の理念の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、お客さまの「安心、快適、達成感」を実現する製品や新技術の開発により社会課題解決に貢献してまいります。
* 各種制御デバイス間の情報連携をプログラムレスで実現し、開発作業をスマート化にすることができる通信ゲートウェイのこと
※BiG EYESは、アズビル株式会社の商標です。
※イーサネットは、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社の商標です。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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