統合報告書「azbilレポート 2021」を発行 ― 持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献を実現するオートメーションによる価値創造ストーリー ―
2021年9月30日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、統合報告書「azbilレポート2021」を発行しました。本報告書では、オートメーションにかかわる技術や製品・サービスの提供を通じて持続可能な社会へ「直列」に貢献するazbilグループならではの価値創造のストーリーについて、経営戦略、体制、事業内容から、これを支える財務、人財、製造等、様々な経営資本やリスクのマネジメント、さらにはコーポレートガバナンス・コード改訂への対応も含めたガバナンス強化までを統合的に解説しています。
azbilレポート2021表紙:
持続可能な社会へ「直列」に貢献することを見据え、新長期目標・新中期経営計画を展開していくことを表す
azbilグループは、「人を中心としたオートメーション」の理念の下、事業を通して持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献を実践することで、自らの中長期的な発展を確実なものとし、企業価値を持続的に向上させることを目指しています。本報告書では、この実現に向けた具体策として、オートメーション技術を共通基盤とした3つの成長事業領域 ― 「新オートメーション事業領域」「環境・エネルギー事業領域」「ライフサイクル型事業領域」での成長を核に、グローバルでの成長を目指す新たな「長期目標(2030年度)」「中期経営計画(2021~2024年度)」について解説しています。あわせて、2030年度に向け、事業・企業活動そのものを通して達成を目指す独自のSDGs基本目標やazbilグループの持続可能な発展(サステイナビリティ)を確かなものとするESG(環境・社会・ガバナンス)への取組みについて説明しています。
■ 本レポートはこちらからご覧いただけます。
azbilレポート 2021
※新長期目標・新中期経営計画、azbilグループのSDGs目標・ESGへの取組みについての記事の特徴、azbilレポート2021のページ構成・概要については下記「参考情報」をご参照ください。
azbilグループでは、「人を中心としたオートメーション」のグループ理念の下、「安心、快適、達成感」を実現するとともに、地球環境に貢献し、持続可能な社会、SDGsへ「直列」に繋がる経営で、社会課題の解決と持続的な成長の両立を目指してまいります。
参考情報
■ azbilレポート 2021 記事内容特徴
1)新長期目標・新中期経営計画
2030年度をゴールとし、売上高4,000億円規模、営業利益600億円規模、営業利益率15%程度、ROE13.5%程度の企業体を目指す「新長期目標」と、そのファーストステップとして、オートメーション技術を共通基盤とした3つの成長事業領域での成長を核に、ビルディングオートメーション(BA)事業、アドバンスオートメーション(AA)事業、ライフオートメーション(LA)事業、3つの事業全てでグローバルな成長を目指す「新中期経営計画(2021~2024年度、売上高3,000億円、営業利益360億円、営業利益率12%、ROE12%程度)」について解説しています。
2)価値創造の実践 ― SDGsへの貢献
気候変動やウイルスとの共生等、地球環境、執務・生活環境が大きく変化し、少子高齢化等、社会構造も変化する中、お客さまのニーズが変化し、オートメーションが対応すべき社会課題や事業領域が拡大しています。オートメーションにかかわる技術や製品・サービスを総合的に提供するazbilグループの事業は、事業そのものが、これらの課題・領域「直列」に貢献することが可能であり、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)達成にも繋がるものです。本統合報告書では、当社グループの製品・サービスを通じた「お客さまの現場におけるCO2削減効果(2030年度目標:340万トンCO2/年)」、事業活動に伴うGHGの排出量(スコープ1+2*1)を2050年に実質ゼロにすることを目指す「2050年 温室効果ガス排出削減長期ビジョン」やお取引先さまとともに取り組む「サプライチェーンにおける社会的責任の遂行」等、当社グループが掲げるSDGs基本目標(Ⅰ~Ⅳ)*2についてご紹介しています。
3)価値創造基盤の強化 ― ESGへの取組み
azbilグループの事業展開を支え、持続可能な発展(サステイナビリティ)を担保する価値創造基盤の強化(ESGへの取組み)についても、様々な取組みごとに整理しております。例えばE(環境)への対応として、TCFDの提言に沿った気候変動が事業活動に与える影響(機会とリスク等)の開示や環境統合型経営*3実現のための重点施策、またS(社会)の観点から、人権尊重・働き方改革やダイバーシティ&インクルージョン推進に向けた人財・人的資本への取組み、さらにはG(ガバナンス)の視点から、リスクマネジメント等に加えて、コーポレート・ガバナンス強化も含めて、スキル・マトリックスによる取締役会構成、監督から執行にいたる体制の紹介や透明性の確保など様々な取組みをご紹介しています。
■「azbilレポート 2021」の構成内容・概要
azbilの価値創造 |
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【目次】ご挨拶、azbilの価値創造― 価値創造の歴史、価値創造モデル、事業活動ハイライト2020、財務・非財務ハイライト |
【内容】創業時からのオートメションによるazbilの価値創造の歴史をご紹介。価値創造モデルでは経営資本の投入から当社グループの提供価値(アウトカム)に至るまでのプロセスを整理し、この価値創造モデルに基づく1年間の事業活動の実践内容を事業活動ハイライトでご紹介しています。 |
トップメッセージ |
【目次】トップメッセージ |
【内容】当社社長山本が“持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献”を実現するための取組みとして、「3つの成長事業領域」での展開を核に成長を目指す新長期目標・新中期経営計画から、azbilグループならではのSDGs目標やESGへの取組みについてご説明しています。 |
新長期目標・新中期経営計画の策定 |
【目次】前中期経営計画の総括、新長期目標・新中期経営計画の骨子、新中期経営計画(2021~2024年度)の実現に向けた取組み、財務・経営管理担当役員メッセージ |
【内容】前中期経営計画、2020年度のレビューから新長期目標・新中期経営計画の骨子、新中期経営計画の実現に向けた各種の投資・施策について解説。また、財務・経営管理担当役員が、資本コストを意識した経営、資本政策、株主還元についてご説明しています。 |
価値創造の実践 ①お客様への価値提供 |
【目次】BA・AA・LA事業、グローバルネットワーク、技術研究・商品開発、生産・調達、営業・エンジニアリング・施工・サービス |
【内容】BA・AA・LA各事業の事業環境・業績概況から新中期経営計画における各事業の施策展開について記述。これら3事業の展開・成長を支える技術研究・商品開発から生産・調達、営業・エンジニアリング・施工・サービスに至るazbilグループのバリューチェーンについてご紹介しています。 |
価値創造の実践 ②SDGsへの貢献 |
【目次】azbil グループの価値創造とSDGs実現に向けた取組み、基本目標Ⅰ 環境・エネルギー、基本目標Ⅱ 新オートメーション、基本目標Ⅲ サプライチェーン、社会的責任、基本目標Ⅳ 健幸経営、学習する企業体 |
【内容】お客さまの現場におけるCO2削減やSBTイニシアチブによる認定を受けた事業活動に伴うGHG排出削減目標など、azbilグループが事業・企業活動を通じて達成を目指すSDGs目標やTCFDの提言に沿って気候変動が当社グループの経営に与える影響の開示などを行っています。 |
価値創造基盤の強化 <ESGへの取組み> |
【目次】azbilグループのCSR経営、環境への取組み、品質保証・安全、CSR調達、人財:人的資本への取組み、知的財産戦略・ブランドマネジメント、コンプライアンス・内部統制、リスクマネジメント、コーポレート・ガバナンス、役員一覧、価値協創へ繋がるステークホルダーとのコミュニケーションへ |
【内容】azbilグループのCSR経営を紹介。ESG重要課題とazbilグループの取組み、SDGsとの関係性を整理しています。また、持続的成長を支える価値創造の基盤として、ESG(環境・社会・ガバナンス)における取組み内容についてご説明し、各ステークホルダーとの対話内容についてもご紹介しています。 |
企業情報 |
【目次】11年間の主要財務・非財務データ、azbilグループ会社情報、会社情報/株式情報 |
【内容】会社情報/株式情報の他、11年間の主要な財務・非財務データを表にまとめました。 |
*1 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
*2 基本目標Ⅰ 環境・エネルギー、基本目標Ⅱ 新オートメーション、基本目標Ⅲ サプライチェーン、社会的責任、基本目標Ⅳ 健幸経営、学習する企業体
*3 環境統合型経営:脱炭素化・資源循環・生物多様性保全などの幅広い環境活動が統合的に事業に取り込まれた経営
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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アズビル株式会社 経営企画部広報グループ
TEL:03-6810-1006