アズビル京都に調節弁の流量試験設備を新設
2022年7月29日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、海外事業のさらなる拡大を目指し、工業市場向け調節弁の技術開発ならびにグローバルスタンダードに対応した製品特性試験のため、アズビル京都株式会社(所在地:京都府船井郡 社長:中澤恒一郎)に流量試験設備を新設しました。
アズビル京都
石油や石油化学などのプロセスオートメーション領域で使われている調節弁には、高い制御性能が求められます。こうしたニーズに対応した上で、グローバル市場の幅広い要求に適合した製品の研究、開発には、新たに設計した製品の特性を正確に検証・評価する必要があります。
このため、流量計測機器の中核工場であるアズビル京都に調節弁の製品特性データの計測を効率的に実施できる流量試験設備を新設しました。この試験設備では、国際標準*1に適合する圧力流量範囲の試験(水ならびに空気)が実施できます。既存の流量試験設備と合わせて、国内市場のみならずグローバル市場の要求にも対応できるようになりました。
また新設した流量試験設備は、IECなどによる国際規格に準拠する評価試験手順を制御ロジックとして組み込み、当社の協調オートメーションシステムHarmonas-DEO™による自動運転・自動計測を行います。
空気用流量試験設備(流体騒音計測用無響室)。
国際標準IEC60534-2-3に準拠。
水用流量試験設備(試験エリア)。
国際標準IEC60534-2-3に準拠。
アズビル京都株式会社 流量試験設備
設備敷地面積 | 約1050m² |
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設備完成時期 | 2022年7月 |
使用開始時期 | 2022年8月 |
特性試験仕様 | 水試験:口径1/2インチ~4インチ、最大圧力3.25MPa 空気試験:口径1/2インチ~3インチ、最大圧力3MPa |
当社はこれからも「人を中心としたオートメーション」の理念の下、お客さまのニーズに対応した製品・サービスの開発、提供を通じて、よりよい社会の実現のために貢献してまいります。
*1 国際標準:IEC(国際電気標準会議)が公開した国際標準のIEC60534-2-3に準拠。IEC60534-2-3とは、工業プロセス用調節弁の流れの容量における試験手順に関する規格。
※Harmonas-DEOは、アズビル株式会社の商標です。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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