タイ アテネホテルのESCOサービスを開始 ― アズビルタイランドと芙蓉総合リースタイランドの協業 ―
2023年10月26日
アズビル株式会社
芙蓉総合リース株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 取締役 代表執行役社長:山本清博、以下、「アズビル」)の現地法人であるアズビルタイランド株式会社(本社:バンコク 社長:河村隆明、以下、「アズビルタイランド」)と、芙蓉総合リース株式会社(本社:千代田区麹町5-1-1 代表取締役社長:織田寛明、以下、「芙蓉リース」) の海外グループ会社であるFuyo General Lease (Thailand) Co., Ltd.(本社:バンコク、取締役CEO:小林教男、以下、「芙蓉リースタイランド」)は、タイを代表する総合不動産会社であり、タイの大手財閥TCCグループの一員であるアセット・ワールド・コーポレーション(AWC)の所有するホテル、ラグジュアリーコレクションホテル バンコク(The Athenee Hotel, a Luxury Collection Hotel, Bangkok 以下、「アテネホテル」)のESCO事業*1を開始したことをお知らせします。
本事業は、アズビルタイランドと芙蓉リースタイランドが協業し、シェアード・セイビングス契約*1 として実施した、初の取組みになります。
アテネホテルは、タイバンコク中心部に位置するマリオットグループが運営する五つ星ホテルで、ワライ・アロンコン王女が所有していたカンダヴァス宮殿跡地に建てられたタイ王室との深いつながりを持つホテルです。アテネホテルは、イベントの持続可能性に関するマネジメントシステム(Event Sustainability Management System : ESMS)の国際標準規格であるISO20121*2認証を取得したホテルとしても知られています。
本事業において、アズビルタイランドは、BEMS*3の導入による空調・換気等の設備機器の運転管理の改善や効率化、各種省エネルギー制御の導入などを実施しています。芙蓉リースタイランドは、BEMS設備の所有・管理を実施しています。本事業により、アテネホテルの総エネルギー消費量(電気代)の約8%、空調設備のエネルギー消費量の約12%を削減し、CO2排出量削減に寄与します。
2022年1月に契約締結・着工、同年10月1日より4年間の省エネルギー保証サービスを開始しました。このプロジェクトは、AWCのサステナビリティ戦略の下、建物内のエネルギー消費量について最大限の削減効果を創出することを目的としています。現在は、順調な工事進捗管理や、サービス開始後の省エネフォロー体制についてTCCグループより高い評価をいただいています。
今後、アズビルタイランドと芙蓉リースタイランドはTCCグループがタイ国内に所有する複数のホテルにおいてもESCO事業の推進をサポートしてまいります。
azbilグループは、「人を中心としたオートメーション」のグループ理念の下、ESCO事業を通して持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献を実践してまいります。
芙蓉リースグループは、2022 年度からスタートした中期経営計画「Fuyo Shared Value 2026」に おいて、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)の実践を通じた社会課題の解決と経済価値の同時実現により、企業グループとしての持続的な成長を目指してまいります。
会社概要
- 社名 :アズビル株式会社
- 所在地 :東京都千代田区丸の内2-7-3
- 代表者 :取締役 代表執行役社長 山本 清博
- 創業 :1906年12月1日
- 事業内容:計測・制御機器の開発・生産・販売・サービス
- URL :https://www.azbil.com/jp/
- 社名 :芙蓉総合リース株式会社
- 所在地 :東京都千代田区麹町5-1-1
- 代表者 :代表取締役社長 織田 寛明
- 設立 :1969年5月1日
- 事業内容:法人向けリース・ファイナンスサービスおよび 各種ソリューションの提供
- URL :https://www.fgl.co.jp/
ホテル名称:アテネホテル
所在地:61 Wireless Road, Lumpini, Pathumwan, Bangkok, Thailand
URL:https://www.marriott.com/en-us/hotels/bkkla-the-athenee-hotel-a-luxury-collection-hotel-bangkok/overview/
*1 ESCO事業:Energy Service Company事業。工場やビルの省エネルギーに関する包括的なサービスの提供を通じて、そこで得られる効果をサービス提供者が保証する事業。資金を顧客が負担し、ESCO事業者が省エネ保証を行う「ギャランティード・セイビングス契約」と、ESCO事業者が資金提供を行い、顧客は省エネ効果を含めたサービス料を支払う「シェアード・セイビングス契約」という2つの契約形態がある。
*2 ISO20121: イベント運営における環境影響の管理に加えて、その経済的、社会的影響についても管理することで、イベントの持続可能性(サステナビリティ)をサポートするためのマネジメントシステムの国際標準規格
*3 BEMS: Building Energy Management System。室内環境とエネルギー性能の最適化を図るためのビル管理システム
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
お電話でのお問い合わせ
アズビル株式会社 コミュニケーション部広報グループ
TEL:03-6810-1006
芙蓉総合リース株式会社 コーポレートコミュニケーション室
TEL:03-5275-8891