アズビル、クラウド型バルブ解析診断サービス「Dx Valve Cloud Service」を AGC株式会社 鹿島工場に提供開始 ― 最先端のバルブ診断技術によりプラントの安全性と生産性を向上 ―
2024年3月5日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、2024年1月1日、AGC株式会社 鹿島工場(茨城県神栖市)の主要化学品製造設備である電解プラントおよびウレタン原料プラントに「Dx*1 Valve Cloud Service」の提供を開始したことをお知らせします。
「Dx Valve Cloud Service」は、バルブの解析診断結果や運転中の稼働データをWebコンテンツで提供するクラウド型バルブ解析診断サービスです。プラントや工場で稼働するバルブの健全性を診断し、その結果を可視化することによって、生産設備の安定化や保安力強化に貢献します。
AGCグループは、中期経営計画「AGC plus-2023」に基づき、デジタルトランスフォーメーション(DX*2)を活用してビジネスモデルの変革に取り組んでいます。同社は、専門性の高い業務知識と高度なデータ解析スキルを併せ持つ「二刀流」デジタル人材の育成により、お客さまと社会に新たな価値を提供しています。そして、仕事の「質・内容・生産性」を向上させ、より高度な設備管理/保安力を実現すべく、データ収集、診断・解析、保全業務の自動化、設備データ/診断アプリケーション全社統合による設備管理のスマート化に取り組んでいます。
その取組みの中でAGC株式会社 鹿島工場では、2014年6月よりウレタン原料プラント、2018年6月より電解プラントに当社の調節弁メンテナンスサポートシステム PLUG-IN Valstaffとバルブ解析診断サービスを導入し、バルブ稼働状態の見える化を推進。年二回の診断報告会や、ここから得られるデータを活用した、効率的な保全活動を実施してきました。
今回、同社が「Dx Valve Cloud Service」導入を決めた要因は、いつでもどこでもWebコンテンツ上でバルブの状態における解析診断レポートが見られること、およびバルブの解析結果が毎週出力され、従来と比較してバルブの状態変化をより早期に検知できること、それらにより利便性・効率性が向上すること、などが挙げられます。 今後、同社ではバルブの状態をよりタイムリーに正確に把握することにより、プラントの安全・安定稼働、保安力の向上、状態基準保全(CBM:Condition Based Maintenance)の促進を目指しています。
AGC株式会社 鹿島工場
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Dx Valve Cloud Service | アズビル株式会社 (azbil.com)*1「Dx」は医療分野で「診断」を意味する「Diagnosis」の略称です。
本サービスでは、バルブの健康状態を把握することによって、常にバルブを安全に使うことができるという意味を、この言葉に込めています。
*2 DX(デジタルトランスフォーメーション):進化したデジタル技術を浸透させることにより、人々の生活をよりよいものへと変革すること。
※Valstaffは、アズビル株式会社の商標です。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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