アズビル、クラウド型バルブ解析診断サービス「Dx Valve Cloud Service」を西部ガスグループに提供開始 - バルブ診断技術により効果的な状態基準保全(CBM)を実現 -
2024年3月19日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、2023年12月1日、西部ガスグループのひびきエル・エヌ・ジー株式会社(福岡県北九州市)の主要プラントであるガス製造設備および関連設備に「Dx* Valve Cloud Service」の提供を開始したことをお知らせします。
ひびきエル・エヌ・ジー株式会社は、輸入された液化天然ガス(LNG)を都市ガスに加工し、九州北部のユーザーに供給しています。同社では、生産から供給にいたる全工程を通して、安定操業に取り組んでいます。
同社では従来、主要プラントのバルブ点検において時間基準保全(TBM: Time Based Maintenance、以下、TBM)による維持管理を実施し、バルブの劣化状況は、プラントを一時的に停止しバルブを開放点検することで確認してきました。今回、同社が導入した「Dx Valve Cloud Service」は、Webコンテンツ上でバルブの状態に関する解析診断レポートを毎週出力することができ、バルブの開放点検を行うことなく劣化状況により早く気付くことが可能となります。同社では、これまでのTBMに代わり、「Dx Valve Cloud Service」の解析診断レポートを活用した状態基準保全(CBM: Condition Based Maintenance)を実施することにより、これまで課題となっていたバルブの点検時間を削減するとともに故障検知の迅速化を目指しています。また定期的なレポートを活用することで、メンテナンス計画に要する時間を削減、メンテナンスの効率化とプラントの生産性向上を図ります。
ひびきエル・エヌ・ジー株式会社
ひびきLNG基地と「Dx Valve Cloud Service」を構成する当社スマート・バルブ・ポジショナ
Web上のダッシュボードで全体感を把握し、バルブ個別の健全性は診断結果詳細画面で確認が可能
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Dx Valve Cloud Service | アズビル株式会社 (azbil.com)当社はazbilグループの企業理念である「人を中心としたオートメーション」の下、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指し、今後も社会的課題やお客さまのニーズに対応した製品・サービスを提供してまいります。
*「Dx」は医療分野で「診断」を意味する「Diagnosis」の略称です。
本サービスでは、バルブの健康状態を把握することによって、常にバルブを安全に使うことができるという意味を、この言葉に込めています。
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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