アズビル、TNFD開示提言に賛同し「TNFD Adopter」に登録

2024年9月25日
アズビル株式会社

アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:以下 TNFD*1)が2023年9月に公表した情報開示提言への賛同を表明し、2024年8月、「TNFD Adopter*2」に登録しました。
この情報開示提言においては、「ガバナンス」「戦略」「リスクとインパクトの管理」「指標と目標」の4つの柱と、それに紐づく14の開示推奨事項が示され、具体的には自然関連の依存関係、影響、リスク、機会の測定(指標と目標)等に関する開示が求められております。

azbilグループは「TNFD Adopter」として、TNFD開示提言に沿った取組みの成果報告(2025年度)を行います。なお、この登録と同時に、簡易分析ツールENCORE*3を用いて潜在的な自然への影響・依存の定性的評価を実施しました。その結果、事業の特性上、自然への依存は限定的である一方で、製品の原料となる鉱物等の採掘、および部品・製品輸送の温室効果ガス(GHG)排出による気候変動に係る自然への影響度合いが比較的高いことが確認されました。分析結果の概要については、当社統合報告書である『azbilレポート2024』にて報告しています。この分析結果をもとに、TNFDの提言に沿って、LEAP*4アプローチによる本格的・詳細な分析を進め、さらに積極的な開示を進めていきます。

今後とも「人を中心としたオートメーション」のグループ理念の下、地球規模の重要な課題に率先して取り組み、持続可能な社会へ「直列」に繋がる貢献と持続的な成長を目指してまいります。

関連ページ

『azbilレポート2024』
https://www.azbil.com/jp/ir/library/annual/index.html

azbilグループの環境への取組み
https://www.azbil.com/jp/csr/basic/environment/index.html

*1 TNFD:企業・組織が自身の事業活動による自然資本および生物多様性への影響を評価し、情報開示する枠組みの構築を目指す国際イニシアチブ https://tnfd.global/ (英語サイト)

*2 TNFD Adopter:2024年度(またはそれ以前)または2025年度までに、TNFDの提言に沿った情報開示を行う意思を表明した企業・組織 https://tnfd.global/engage/tnfd-adopters-list/ (英語サイト)

*3 ENCORE:英Global Canopy、国連環境計画・金融イニシアチブ、国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)が2018年に開発した、企業の自然への影響や依存度の大きさを評価するためのツール

*4 LEAP:自然との接点、依存関係、インパクト、リスク、機会など、自然関連課題の評価のための統合的なアプローチとして、TNFDにより開発されました。LEAPアプローチでは、スコーピングを経て、Locate(発見する)、Evaluate(診断する)、Assess(評価する)、Prepare(準備する)のステップを踏み、TNFD情報開示に向けた準備を行います。

*掲載されている情報は、発表日現在のものです。

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