アズビル、SBTiから「ネットゼロ目標」の認定を取得 ― 2050年までにバリューチェーン全体でGHG排出量ネットゼロへ ―
2024年11月5日
アズビル株式会社
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2-7-3 社長:山本清博)は、2050年までにバリューチェーン全体の温室効果ガス(以下、GHG)排出量を実質ゼロにすることを目指す当社のネットゼロ目標について、国際的な共同団体である「Science Based Targets イニシアチブ(以下、SBTi)*1,*2」より、「ネットゼロ認定」を取得しましたので、お知らせいたします。
2020年より、自らの事業活動に伴うGHGの排出量(スコープ*31+2)を2050年に実質ゼロにする「2050年 温室効果ガス排出削減長期ビジョン」を掲げ、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組んできました。このたび、新たな長期ビジョンとして、バリューチェーン全体(スコープ1+2+3)で90%以上削減(2017年度基準)し、残余排出量*4を中和することでネットゼロ達成を目指す目標を設定しました。それに伴い、2030年度のスコープ1+2以外のバリューチェーン全体の間接的なGHG排出量(スコープ3)の削減目標を従来の20%削減から、33%削減(2017年度基準)に引き上げました。この新たな長期ビジョンが、SBTiの基準を満たし「SBTネットゼロ認定」を取得しました。
2050年SBTネットゼロ目標達成に向けて、脱炭素移行計画を策定し、すべての新製品でazbilグループ独自のサステナブルな設計の推進やお取引先さまとの協働、事業で培った省エネ技術の自社への適用や再生可能エネルギーの利活用など、具体的な削減の取組みを進めていきます。
当社グループの脱炭素に関する目標
【ネットゼロ目標:2050年まで】(ネットゼロ認定)*5,*6
・バリューチェーン全体(スコープ1+2+3)のGHG排出量のネットゼロを達成
※バリューチェーン全体で2017年度比90%以上削減し、残余排出量は中和する
【中期目標:2030年度まで】
・事業活動に伴うGHG排出量(スコープ1+2)を55%削減(2017年度基準)*5
・スコープ1+2以外のバリューチェーン全体の間接的なGHG排出量(スコープ3)を33%削減(2017年度基準)*6
azbilグループは、計測・制御を基盤とした製品・サービス・ソリューションをお客さまへ提供することによって、社会や産業の発展を支えるとともに、環境負荷低減に貢献してきました。今後もazbilグループの理念である「人を中心としたオートメーション」の下、地球温暖化、気候変動の社会的課題への解決と持続可能な脱炭素社会の実現に真摯に取り組んでまいります。
*1 SBT :産業革命前と比較して気温上昇を2℃より十分に下回る水準に抑え、また1.5℃未満に抑えることを目指す水準と整合した、科学的根拠に基づいて設定した温室効果ガスの排出削減目標
*2 SBTイニシアチブ(SBTi):上記の温室ガス効果ガスの排出削減目標(SBT)を達成するために、2015年にCDP(気候変動対策に関する情報開示を推進する機関投資家の連合体)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)、UNGC((国連グローバル・コンパクト)が共同で設立した団体。日本でのSBT認定取得企業は約1,300社で(2024年10月時点)日本企業の取組みの拡大は世界全体と比較して、より一層加速しています。
*3 スコープ1:事業者自らによる温室効果ガスの直接排出(燃料の燃焼、工業プロセス)
スコープ2:他社から供給された電気、熱・蒸気の使用に伴う間接排出
スコープ3:事業者の活動に関連する他社の排出(スコープ1、スコープ2以外の間接排出)
*4残余排出量:自社グループのバリューチェーン内では削減しきれない温室効果ガスの排出量
*5 スコープ1+2目標設定範囲:アズビル、国内連結子会社および海外主要生産拠点(グループ全体のGHG排出量95%以上に該当)
*6スコープ3目標設定範囲:アズビルおよび連結子会社
*掲載されている情報は、発表日現在のものです。
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