センサ・スイッチ総合カタログ Vol.2

アズビル株式会社のセンサ・スイッチ総合カタログです。


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光電スイッチテクニカルガイド 光を媒体とし、発光体と受光体間の光路を物体が遮るか、または光路を作ることにより受光体に入光する光量変化を信号として検出するもので、主として物体の位置、有無などを検出する機器をいいます。光電スイッチは近接スイッチ同様、無接触で動作し、検出物体の制約が少なく、かつ検出距離が長いため、各種の応用に使用されています。・光源について 光の点灯の種類〈パルス変調光〉 一定周期で投光を繰返す方式です。外乱光の影響を防ぎ長距離検出が可能です。相互干渉防止機能付きのタイプでは、干渉光や外乱光に応じて、投光周期を一定の範囲内で変化させます。光電スイッチのほとんどはこのパルス変調光を用いています。〈直流光〉 一定の光量の光を連続して投光する方式です。高速応答性が得られますが、検出距離が短い、外乱光に弱いなどの欠点があります。光源色と種類・光の性質について直進性:光は、空気中や水中を進む時、常に直進します。透過形スイッチに外付けスリットを使用して微小物体を検出する場合等は、この原理を応用したものです。屈折:光が屈折率の異なる物体を通過する際、境界面に入射し、その境界面を通過後、進行方向が変わる現象をいいます。反射(正反射、回帰反射、拡散反射):鏡やガラスのような平面上では、光は入射角と同じ角度で反射します。これを正反射と呼びます。3つの平面を互いに直交するように組合せた形状をコーナーキューブと呼びます。コーナーキューブに向けて投光すると、正反射を繰返し、最終的な反射光は投光と対向する方向に進みます。このような反射を回帰反射と呼びます。この原理を応用したものがリフレクタ形やポラライズドリフレクタ形になります。多くの回帰反射板は数MM角のコーナーキューブを規則正しく配列した構成となっています。また、白紙など光沢性のない表面上では光があらゆる方向に反射します。このような反射を拡散反射と呼びます。拡散反射形は、この原理を応用したものです。偏光:光はその進行方向と垂直な方向に振動する波として表わすことができます。光電スイッチの光源としては、おもにLEDが使用されます。LEDから投光される光は、進行方向と垂直な様々な方向に振動しており、この状態の光を無偏光と呼びます。無偏光の光の振動方向を一方向に制限する光学フィルタを偏光フィルタと呼びます。つまり、LEDから投光され偏光フィルタを通過した光は一方向だけに振動しており、この状態の光を直線偏光と呼びます。たとえば縦方向で振動する偏光は、それと垂直方向(横方向)に振動を制限する偏光フィルタを通過することができません。ポラライズドリフレクタ形や、透過形のアクセサリである相互干渉防止フィルタは、この原理を応用したものです。光(空気)屈折率1屈折率1.5屈折率1(空気)(ガラス)光正反射(鏡)回帰反射拡散反射(紙)(コーナーキューブ)光光光無偏光偏光フィルタLED偏光偏光(縦)(通過不可)偏光(縦)(通過可能)偏光フィルタ(横)偏光フィルタ(縦)0時間光量周期0時間光量1002003004005006007008009001,0001,100波長(NM)青色LED緑色LED紫外領域可視領域赤外領域X線赤色LED赤外LED赤色LASER光強度マイクロ波光電スイッチWEBサービス・・・WWW.COMPOCLUB.COMA-151ファイバ形用途特化形アンプ内蔵形テクニカルガイド光電スイッチ計測・判別センサ近接スイッチリミットスイッチ安全用キースイッチマイクロスイッチマニュアルスイッチ


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