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WEBサービスWWW.COMPOCLUB.COM また、厚生労働省通達(基発第39号)ではレーザを用いた労働について、その安全予防対策の具体的内容をCLASS3A以上のレーザ製品を対象に「レーザ光線による障害の防止対策について」として定めています。詳細については、厚生労働省通達をご参照ください。レーザ(LASER)は、LIGHTAMPLIFICATIONBYSTIMULATEDEMISSIONOFRADIATIONの頭文字をとったもので、「分子や原子の固有振動を利用して光を放出する装置」、つまり、気体分子や固体の中にある電子をエネルギの高い状態にしておき、そのエネルギを光として外に放出するときに、例えば光の往復によって増幅を起こして、極めて純度の高い光(レーザ光)を放出する装置のことです。レーザ光には次の特長があります。①単色性(単一波長)②指向性が優れている。③エネルギ密度が高い。④干渉性がある(位相が揃っている)。レーザの種類レーザ光を作り出す媒質として、次のようなものがあります。液体……色素気体……HE-NE(ヘリウム-ネオン)、AR(アルゴン)、CO2(炭酸ガス)固体……YAG(イットリウム-アルミニウム-ガーネット)、ルビー、ガラス半導体…GAAS(ガリウムヒ素) レーザ光は、たとえ小さな放出量であってもエネルギ密度が高く、目や皮膚など人体に有害となる場合があります。レーザ製品による使用者への障害発生を防止する目的で、IEC(国際電気標準会議)の規格をもとに、JIS(日本工業規格)ではJISC6802において「レーザ製品の安全基準」が規定されています。(米国FDA規格でも同様なクラス分けが行なわれています。)●JISC6802-2005によるクラス分けクラス分け該当機種危険評価の概要CLASS1K1GシリーズH1Lシリーズ設計上本質的に安全である。CLASS1M̶̶̶低出力(302.5∼4,000NM)。ビーム内観察状態も含め、一定条件下では安全である。ビーム内で光学的手段による観察は危険となる場合がある。CLASS2OADMシリーズHLBシリーズ通常、目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。CLASS2M̶̶̶可視光で低出力(400∼700NM)。通常、目の嫌悪反応によって目の保護がなされる。ビーム内で光学的手段による観察は危険となる場合がある。CLASS3R̶̶̶可視光ではCLASS2の5倍以下(400∼700NMの波長)、可視光以外ではCLASS1の5倍以下(302.5NM以上の波長)の出力。直接ビーム内観察状態では、危険となる場合がある。CLASS3B̶̶̶0.5W以下の出力。直接のビーム内観察をすると危険である。ただし拡散反射による焦点を結ばないパルスレーザ放射の観察は危険ではなく、ある条件下では安全に観察できる。CLASS4̶̶̶高出力。危険な拡散反射光を生じる可能性がある。これらは皮膚障害をもたらし、また、火災を発生させる危険がある。(注1):FDA規格適合品は、FDA規格CLASS2になります。(JIS/IEC規格ではCLASS1)紫外・極紫外・軟X線遠赤外・赤外・近赤外気体レーザ固体レーザ液体レーザ半導体レーザミリ波1NM10NM100NM1M10M100M1MM10MM波長光の種類レーザの種類視可レーザ長域レーザセンサレーザセンサテクニカルガイドクB-013イ計測判別センサイイーイイクイニルイ計測形レーザセンサテクニカルガイド判別形超音波センサテクニカルガイド