センサ・スイッチ総合カタログ　Vol.2

●締付け過ぎを避けてください。近接スイッチを取付けるとき、カタログに記載している許容締付けトルク以下で締付けてください。シリンダ形の締付け時は、必ず付属の歯付座金を使用してください。●コードを過大な力で引っ張らないでください。引き抜き強度は、各カタログが示す値を参考としてください。●水や油のかかる場所、屋外、および化学薬品(有機溶剤、酸、アルカリなど)の雰囲気中で使用しないでください。●コードを極端に曲げてご使用にならないでください。曲げ半径許容度は機種により異なりますので、それぞれの使用上の注意書きにてご確認ください。●近接スイッチへの配線を、電力線や動力線と同一配管としないでください。(サージノイズによる破損、誤動作の原因になります)単独または別配管による配線を行ってください。●相互干渉を避けるために近接スイッチを並列または対抗して取付ける場合、相互干渉によって誤動作することがあります。各カタログに記載している距離以上離してご使用ください。●負荷短絡について交流電源の場合は、負荷を通さずに接続すると、近接スイッチが破損します。必ず負荷を接続してください。直流電源の場合は、ほとんどの機種で負荷短絡保護回路が内蔵されていますので、近接スイッチは破損しません。しかし、直流2線式近接スイッチの場合、負荷短絡保護回路が内蔵されていても、負荷短絡をし、かつ逆接続をするとスイッチが破損しますのでご注意ください。●直列・並列接続について交流2線式、直流2線式によって違いますので、それぞれの注意書きを参照してください。●負荷の復帰不良を避けるために近接スイッチの漏れ電流により、負荷の抵抗値×漏れ電流値に相当する電圧が負荷にかかります。それが負荷の復帰電圧を越えるときは、復帰不良となります。ご使用の前に、この電圧が負荷の復帰電圧以下であることを必ずご確認ください。または、ブリーダ抵抗を負荷に並列接続して、負荷の総合抵抗を下げてください。●リレー負荷で開閉しないとき近接スイッチON時でもスイッチ出力端子間で電圧降下(残留電圧)が発生します。そのため、リレーの種類によっては、負荷電圧が不足することがあります。例えば、FL7MDC2線式をDC12Vリレーの負荷と接続する場合、残留電圧が3.3Vのため、リレーを開閉できない場合があります。●負荷電流が小さいため、近接スイッチが動作しないとき負荷電流が近接スイッチの開閉電流の最小値より小さい場合、ブリーダ抵抗を負荷に並列接続して、開閉電流の最小値より大きな電流が流れるようにしてください。●突入電流で、近接スイッチを破損させないためにランプやモータなどの突入電流が大きい負荷を接続する場合、近接スイッチの開閉素子を破損または劣化させる可能性があります。したがって、リレーを介して使用してください。●電流投入時の動作電源を投入してから近接スイッチが検出可能となるまでには、一定の遅延時間があります(数10MS)。負荷と近接スイッチの電源が別電源の場合は、近接スイッチの電源を必ず先に投入してください。●近接スイッチの検出面の保護のために近接スイッチの検出面は樹脂製のため、検出体が接触したり切粉等がかかると、不具合となることがあります。切粉等がかかる場合は、保護カバーを取付けてください。●引出しコードの保護のために引出しコードに対して保護する場合は、フレキコード等でおおってください。●コードの推奨長さコードの延長は0.3MM2以上の電線で、100M以下としてください。●周囲金属による影響を避けるために検出体以外の金属が周囲にある場合、動作特性に影響がありますので、各カタログに記載している距離以上離してご使用ください。1負荷回路設計上の注意事項シリンダ形直流2線式長距離・無極性タイプの例シリンダ形直流2線式長距離・無極性タイプの例BACCBA形番A(MM)B(MM)C(MM)FL7M-4□62.5(5.5)129FL7M-8□63.5(6.5)2413.5FL7M-15□66(10)4522.5斜線部分は検出体以外の周囲金属を示します。A:取付け面から近接スイッチの先端(感応面)までの寸法。 ( )内の数字は、付属の六角ナットを前面に取付けた場合。B:近接スイッチの先端(感応面)から前方の鉄板までの寸法。C:A=0のときの近接スイッチ前方側面の鉄板までの寸法。形番A(MM)B(MM)FL7M-4□62525FL7M-8□64050FL7M-15□690110用配線作業の軽減には、コード付コネクタが有効ですH-001ページをご覧くださいC-098光電スイッチ計測・判別センサ近接スイッチリミットスイッチ安全用キースイッチマイクロスイッチマニュアルスイッチWEBサービス・・・WWW.COMPOCLUB.COMリンクニルイ