センサ・スイッチ総合カタログ Vol.2

アズビル株式会社のセンサ・スイッチ総合カタログです。


>> P.D-133

作動体がレバーに当たることがないようにしてください。作動体がレバーに当たると、動作シャフトの変形を生じ、スイッチの復帰不良を発生します。作動体やカムの幅は、アクチュエータ(ローラ幅など)より大きくして、アクチュエータ全面に、しかも中心点に作用するようにしてください。作動体/カムとアクチュエータの接触が正しくないと、ローラの偏摩耗や動作位置のずれなどを発生することがあります。2個以上のリミットスイッチの使用目的が異なる場合、1個の作動体で動作させないでください。個々のスイッチに対して作動体の位置調整ができないと、スイッチの動作特性のバラツキにより、初期動作の設定ができず、所定の動作を満足できないことがあります。やむをえず1個の作動体で動作させるときは、ゆるみに注意して、スイッチの取付けで調整ができるようにしてください。とくに速い速度で動作させるところでは、保持ストロークの長いカムや作動体を使用してください。リミットスイッチからの信号がパルス的な信号になり、リレーなどの場合動作しないことがあります。スイッチのダブルアクションは、作動体の速い速度だけでなく、作動体/カムの形状によっても発生することがありますのでご注意ください。長レバーや長ロッドレバー、大きなローラを付けたレバーをつけて使用の場合は、レバーを下向きにしてください。レバーの自重で誤動作することがあります。また、レバーを上向きや横向きに取付けた場合、レバーの重量がレバーの復帰を阻害して復帰不良になることがあります。アクチュエータは静かに動作させ、確実に戻ることを確認するか、取付け方向での戻りの力(R.F.)が規格値どおりであることを確認してください。作動体の角度リミットスイッチによる位置検出で、検出物がスイッチの動作方向と異なる方向に動くなど軌跡が不安定な場合、リミットスイッチの故障または誤検出を防止するために、ストライカを介してリミットスイッチを動作させてください。アクチュエータは、加工しないでください。やむを得ず加工する場合は、性能に変化がないことを確認してください。レバーを曲げ加工するときは、レバー単品で加工し、もしレバー単品での加工ができないときは、レバーの支点と加工点の間を必ず固定して行ってください。スイッチを破損することがあります。衝撃による誤動作を防ぐためには、逆動作(スイッチを動作状態にしておいて、アクチュエータが作動したときに元に戻る動作)で使用することが有効です。常時オン状態のまま長期間放置することはなるべく避けてください。ゴムやグリスなどが経年変化して復帰不良が起きることがあります。1.51.61.71.81.91.102.11.111.121.131.141.152作動体の設計上の注意作動体の角度Αが大きいほど、作動体の許容最大速度が小さくなります。※作動体がアクチュエータを乗り越えないとき作動体速度V≦0.5M/S(低速)の場合、レバーは垂直に設置できます。作動体角Αは、一般的には30°∼45°が適当です。作動体速度に応じて設計してください。作動体角Αが小さいほど、アクチュエータにかかる力が小さくなります。ただし、30°以下になると、繰り返し誤差やストロークが大きくなり、実用上問題が生じるばかりでなく、レバーシャフトに下向き分力が加わりシャフトの曲がりなどを発生することがあります。作動体の速度と角度2.2ドッグ角度Α最大ドッグ速度V30°0.4M/S45°0.25M/S60°0.1M/S75°0.07M/S90°0.05M/SD-133WEBサービス・・・WWW.COMPOCLUB.COM光電スイッチ計測・判別センサ近接スイッチリミットスイッチ安全用キースイッチマイクロスイッチマニュアルスイッチ接点強制開離機構形汎用形汎用リミットスイッチテクニカルガイド防爆形防爆スイッチテクニカルガイド


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